ヴォーカル録り、無事終了。
やりきったよ。今もてる最大の力は出し切ったと思う。
技術の未熟さは、なんとか「表現」で精一杯カバーしたつもり。
気持ちは、がっつり入ってるはずだ。
10年前にはできなかったことが、できてるはずだ。
初めてボイトレに通ったのが12年前。
最初の日、先生に「君は10年後には、いいシンガーになってるんじゃないか」と言われた。
その時は、10年もかかるのかと軽くヘコんだけど、なんてことない。あっという間に10年を過ぎちゃったよ。
今いいシンガーになれてるかというと何とも言えないけど、少なくとも10年前にはどうしてもできなかったことが、今はできてる。
何せ10年、ちゃんと通ったもんね。
世の中には、苦もなく思いどおりに歌を歌える人もいる。
僕はそうじゃないから、だから今も続けていられるんだ。
それが、僕のロックだ。
帰ってきてから、何度もラフミックスを聞いてる。
いいよ、いい感じ。 イキオイがある。
ラフミックスって、チェック用の仮のミックスダウンなんだけど、なんかビートルズの「LET IT BE」のブートレグみたい。
あ、アルバムのほうね。
音は全然未整理なんだけど、その空気感が僕は好きなんだ。
ルーズな感じとか、ちゃんと終わってないところとか。
何かとても‘人間味’を感じる。商品としてどうかは別として。
これが、ちゃんとミックスダウンをすると、ビシっと完成品になるんだなあ。
順調に進めば、クアトロの日、その完成版を会場で流せると思う。
乞うご期待!