9月22日(月)滋賀
太子ホール
滋賀県でライブをするのって、いつ以来だろう。
・・・と、そんな時のために、実はソロになってからずっと、ライブのデータはファイルメーカーで残しているのです。
サクッと検索してみると・・・
1998年1月3日、建部大社
そう、新年早々に神社で野外ライブ! 雪が降って、寒くて死にそうだった!
あの時以来だから、ぴったり10年ぶり。
そんなわけで、今回はひとりで近江八幡まで。
駅まで、ホールの(通称)番頭さんに迎えに来ていただきました。競演の河内祐介くんも現れて、車で太子ホールまで。
着くと、これまた競演の渡部百さんや、けん蔵さんもそれぞれに車で来たところ。
全員揃ったところでリハの開始。
をを、けん蔵さんはなにやら新兵器を持ち出してるぞ。
僕はと言えば、ちょっと声の調子が今ひとつ。中音域がなぜか濁る。こんなのは初めて。うーむ。リハの後も、あちこちで声を出し続けて、なんつうか滑りを良くしてみる。
太子ホールは、とても綺麗で、館内の壁には懐かしのアナログレコードが展示されており、それだけでテンションも上がる(下の方の記事に、携帯からの写真をアップしてます)。それに、なんと出演者全員にお弁当が出るんですね。嬉しい。
渡部百さんは、前日まで東京遠征をしていたそうで、お土産のブドウ(たぶん巨峰!)をおすそわけしていただく。さらにテンションもあがる。
そんなこんなのうちに出番。僕がトップです。
セットリストはこんな感じ。
1.空が晴れたら
2.眩暈(めまい)
3.サムライ
4.カナリア
5.翼
6.運命の行方(ほしのゆくえ)
いざ歌いだせば声の調子も問題なし。照明もしっかりあるので気分も出るってなもんです。
やっぱりトップバッターは空気を作るのに時間がかかるので、集中力がかなり必要。1曲目はかなり歌詞を間違えた。
「眩暈(めまい)」も、弾き語りのセットリストに入れるかどうかはまだ微妙。「浮き雲」とどっち歌おうか随分迷ったんだけどね。
でもまあ例によって「サムライ」で空気を作ってからは本調子。リハでは全然声の出なかった「翼」も快調。最初ちょっと気になったホールリバーブ(広くて天井が高いので、残響が大きいのです)も、この辺りになると気持ちよくなってきたりして。
(
太子ホールブログより転載)
なんとかトップバッターの役目を終えたところで、2番手、河内祐介くんにバトンタッチ。いやあ、笑わせてもらった。あそこまであっけらかんに赤裸裸で、それでいてポップな歌が成立するとは。1曲、絶対にテレビでもラジオでも流せない曲があるんだけど、けっこうグッと来るものがあります。いい加減そうで、実はリズムのしっかりしたギターも何気にポイント高し。
続いては渡部百さん。小柄で、それこそでかいギターをかき鳴らしながら、そのギターに負けないでかい声で歌い上げます。迫力満点。ギターもうまい。
途中1曲、‘やかんアンプ’にエレキギターをつないで、ノーマイクで歌った曲は、ミラーボールの明かりの中でとても雰囲気がよかった。
ラストはもうすっかり顔なじみ、けん蔵さん。今日は気合い十分。スタンハンセンのテーマ「サンライズ」に乗って登場。ワイヤレスのヘッドセットマイクに、ギターにもワイヤレスアンプをつけて、走り回る気満々。(たぶん)いつも以上にパワフルなステージ。この日のライブに賭ける意気込みがひしひし伝わってきました。
終わった後は、またまた河内祐介くんと一緒に、番頭さんの車で京都駅まで送っていただきました。道中、太子ホールの生まれたいきさつや、音楽、それもインディーズな音楽に注ぎ込む情熱を聞かせていただきました。太子ホール、辺鄙なところにあるけど侮れません。これからも、関西だけでなく日本中からホネのあるアーティストが集まってくるでしょう。