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Showky Yomo-Yama Talking

 
 
 

京都発・胸を撃つネオ・ニューミュージック、冴沢鐘己の気まぐれな日々
by Showky
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沢田研二 シングルミニレビュー〜80年代編
「ジュリーナイト」も恒例化しつつあり、6月にVol.3を控えたこのタイミングで、あらためてジュリーのシングルを振り返っておきましょう。

まずは、僕の世代に最も馴染み深い80年代編から、ゴー。


TOKIO
1980年1月1日発売というのが象徴的。日本の歌謡曲は、この曲‘以前’と‘以後’で分けられると言っても過言ではないくらい、80年代の到来を感じさせた斬新なナンバー。
当時メジャーになりつつあったテクノサウンドを大々的にフィーチャーしているけれども、今聞いてそれほど古くさく感じないのは、やはり曲のコンセプトがしっかりしていてカッコいいから。前曲「ロンリー・ウルフ」の大コケから、よくぞ立て直したもんです。パラシュートがギャグにならず成立するのも伊達ではない。



恋のバッドチューニング
手堅く前作の延長線上にあるナンバー。ヒットの規模は落ちてしまうけども、個人的には当時から大好きな曲。オールドスタイルなロックンロールを、ここまで‘新しく’ラッピングできるなんて。完全にニューウェーブを先取り。カラーコンタクト、透明なギター、びりびり破くセロファンのジャケット等々、テレビ的な仕掛けも楽しい。
これは完全な「たら・れば」だけど、「TOKIO」もこの曲も、「ロンリー・ウルフ」がなかったらもっと大きなヒットになってた気が・・・。



酒場でDABADA
一転して、70年代テイストなナンバー。「カサブランカ・ダンディー」の流れを汲むハードボイルドタッチ。この曲も個人的には大好きなんだけど、当時からすでに「ちょっと古い感じだなあ」と感じてた。アレンジも演奏もめっちゃカッコいいんやけどね。



おまえがパラダイス
この頃、テクノやニューウェーブの台頭のアンチテーゼみたいな感じで、オールディーズブームが来てました(「キッスは目にして」とか)。この曲もそんなオールディーズテイスト。正直、僕はあまり50sスタイルは好きではないんだけど、この曲はなぜか好きだったなあ。シングル買おうかと思ったくらい。いや、これを歌うジュリーがまた良かったのよ。この曲はジュリーのボーカルで‘ロックとして’成立してるのさ、うん。ギタリストの頭をぐしゃぐしゃにするアクションとか、「形」だけで入る人では思いつかないぜ。



渚のラブレター
前作の延長にあるノスタルジックなテイストながら、その完成度の高さとCMタイアップ効果もあって、久しぶりの大ヒット。つか、ギターの音が完全にニューウェーブで、アレンジからファッションから何から、全然古さを感じさせない。それでいてスタンダードっぽくもあるという、奇跡的な名曲。全然好きなタイプの曲ではないのに、好き。



ス・ト・リ・ッ・パ・ー
ジュリー、完全に80年代を掌握する。ベーシックなサウンドはロカビリーなのに、この新しさはどうよ。この頃出てきたチェッカーズの方が圧倒的に古くさい。
前作に続きジュリー自身の作曲で、どちらも、安全な音域に甘んじず、限界に挑んでるところにもロックを感じますよ。ヴィジュアルもどんどん過激になるけれども、こちらは今見るとキツいかな。シンプルなファッションでもじゅうぶんカッコよかったと思うけど、ま、そういう時代だったからね。



麗人
とにかくサウンドがカッコいい。当時最先端のニューウェーヴで、でもちゃんとバンドサウンドなので、今聞いても古びていない。あと、この頃ジュリーのヴォーカルも一番油がのってたんじゃないかな。いろんな‘色気’を表現するテクニックがふんだんに聞けます。



おまえにチェックイン
一転して軽快で爽やかな、80年代らしいポップナンバー。作曲に、当時まだ無名だった大沢誉志幸を大抜擢。とってもいい曲だけど、実はけっこう歌うのはムツカシイ。ジュリーはこれを、ずうっとステップを踏みながら歌うんですよ。ちょっとやそっとでは歌えないですよ。



6番目のユ・ウ・ウ・ツ
あまりにトンがってて、カッコ良すぎてヘンな曲。最初ラジオで聞いた時、とても売れるとは思えなかった。これはジュリーのヴィジュアルとパフォーマンスがコミであって、成立する曲。初めてヒットスタジオだかベストテンだかで見た次の日、学校で話題沸騰だったと思う。あれよあれよと大ヒット。この曲を最初に覚えて歌えるようになったのが自慢だった。



背中まで45分
この曲も最初ラジオで聞いた時、売れるとは思えなかった。テレビで見た時も、売れるとは思わなかった。実際売れなかった。ジュリー自身がこの曲をシングルに強く推したらしいけど、まわりは止めるべきだったと思う。個人的には、井上陽水の曲としても‘良くない’タイプの曲で、‘陽水の声でのみ成立する曲で、歌ってる陽水は気持ちいいだろうけど、聞いてる方はむしろ退屈してしまう’のよ。そんなことないですか。歌詞は面白くて、よくできてるんだけどね。



晴れのちBLUE BOY
前作の失敗を取り戻すべく、再び最先端のロックで攻めたナンバー。今で言えば、渋谷系とかクアトロ系とかにくくられそうな、おしゃれでクールで熱いロック。しかもジャングルビート。前作がなければもっと売れてたと思う。ちなみに斬新な詩は銀色夏生。



きめてやる今夜
なぜか突然‘普通の’曲。悪い曲とは思わないけど、あっと思うところがどこにもない。ジュリーにとってはきっと年相応に歌いたい曲だったのかもしれなかったけど、10代〜20代の関心は一気に離れたと思う。僕がそうだった。



どん底
前作に続き作曲は、GS仲間の井上大輔。基本‘ベタ’なメロディーの人で、当時シブがき隊に提供した楽曲では、下手さを熱さと若さでカバーできるところからヒットを連発していたけども、さすがにジュリーが歌うと上手すぎて面白みがなくなってしまうのよ。この曲を歌うジュリーの衣装とパフォーマンスは好きだったんだけど。



渡り鳥 はぐれ鳥
惜しい、もっと早くリリースしていれば。「おまえにチェックイン」あたりの次に出していれば、ちゃんとしたヒット曲になってたと思う。詞もいいし、メロディーもチャレンジングでジュリーのいいところが出てるし、ホーンを従えたパフォーマンスも楽しい。しかし、残念ながら僕でさえ当時この曲をテレビで見た覚えがない。埋もれさせるにはもったいない曲です。


AMAPOLA
ま、企画ものです。紅白でのパフォーマンスは良かったですよね。



灰とダイヤモンド
すでにテレビではほとんど見なくなったし、ジュリーらしい仕掛けもないし、新しいのか古いのかよくわからない歌謡曲だけど、なんか好きな曲。というか、やっと‘等身大のジュリー’の曲になったんだと思う。作詞・作曲もジュリー本人で、何気にリアルなメッセージが込められています。

そしてこれ以降は、ジュリーはスターではなく‘1アーティスト’としてマイペースな活動にシフトしていきます。なので、これ以後のレビューはまたいずれ。
by Showky | 2008-05-27 17:08 | 音楽
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