午前6時起床。窓の外はびっくりするくらいいい天気。夏みたい。でも部屋の中は空調が効いてて寒いくらい。
歯を磨き、お茶を汲みにデイ・ルームまで歩いてみる。
戻ってくると、ちょうど検温。平熱。傷の具合もいいそう。
午前7時40分、朝食。薄切り食パン2枚。スライスチーズ、マーマレード、キャベツ入りコンソメスープ、オレンジ1/2、ハッシュドビーフ、牛乳。
午前8時15分、「ちりとてちん」を見る。泣けるじゃねえか。
そのままテレ朝をつけると、沢尻エリカの独占インタビューがやってた。気の強い子だねえ。でも、やっぱり21才、そうとう気を張って無理してるね。かわいそうに。
シーツの交換。さっぱり。
Street Sliders「がんじがらめ」を聞きながらまたウトウト。
午前10時。看護婦さんの検診。平熱。傷の具合も順調で、昼からたぶんガーゼも外すそう。
体をふくタオルが来る。シャツやら下着も着替えて、せっかくだから頭を洗いに行く。浴室の入り口に洗髪台(散髪屋にあるのと同じやつ)があって、自由に使えるらしいので。あたふたしながらなんとか洗い切る。さっぱり。
そのまま病棟をひとまわり。体重を量る。75kg。増えてんだか減ってんだか。
病室の窓からは左大文字が見える。暑そう。この病棟は消化器センターだけど外科系なので、患者の入れ替わりが激しい。隣のベッドの人は、僕と同じ月曜に入院して、昨日もう退院して行った。で、今日新しい人が来た。かなり年配の人で、丁寧にみなに挨拶してくれる。ベッドのカーテンも開けっ放し。昔ながらの入院患者さん(ヘンな言い回しやけど)。
向かいのいびきの人は、長い闘病生活らしく、大きな見舞いの花があったりお孫さんの写真を飾ってたりして、淋しさと退屈を紛らわすかのようにベッドのまわりが賑やか。
午前11時、栄養士の女性が来て、退院後の食事に関する注意をあれこれ。手術後2週間は食事に気をつけるようにって。
午前11時50分、昼食。豚味噌漬焼いんげん添え、長芋そぼろ煮、生麩すまし汁、白飯。やっぱりおかずに比べてご飯が多い。
「笑っていいとも」を少し見る。すぐ眠くなる。
70年代ヒットを聞きながらウトウト。ところどころ80年ヒットも混ぜてみる。佐野元春「Someday」とか松田聖子とか。♪若すぎて何だかわからなかったことが、リアルに感じてしまうこの頃さ〜。
午後3時ころ。ちょっと館内を散歩。前の病室のあるB病棟にも行ってみる。屋上にも行ってみた。
戻って来て、昨日のDVDの続き「パイレーツ・オブ・カリビアン」の特典映像を見る。特にこれと言って見るべきものはない。
午後5時、先生の回診。また別の先生で、傷の具合を見て、問題ないですよとひと言残し、ガーゼを剥がしてあっという間に去って行った。外科の先生はみんなクールですなあ。
午後5時40分、夕食。オムレツ、豆腐のきのこあんかけ、磯辺あえ、巨峰(わーい)、ご飯。
食後、館内を散歩。1階まで下りてみる。
戻ると、看護婦さんの検温。姿勢を変えると息苦しくなることを訴えてみる。ちょっと困らせたみたい。
テレビ「黄金伝説」を少し見る。面白いけどCMが多い。ちょっと寝てみる。
すぐ目が覚めて、こんどは「みなさんのおかげでした」の『細かすぎて伝わらないモノマネ』を見る。笑った。傷口が痛い。笑っちゃいけないんやった。
さだまさしの傑作アルバム「風見鶏」を聴きながら寝ることに。