YouTubeってすごいねえ。著作権やらなんやらで規制しようとしても、もう絶対無理だな。
それはそれで別の機会に譲るとして。
1979年、1980年にNHKで放映された甲斐バンドの映像がアップされててびっくり。
当時は、たいていの家にはまだビデオがなくて、この手の音楽系の番組は再放送もされないから、見逃すともう‘幻の番組’。それがまさか20年以上たって見れるなんて、長生きはするもんです。
'79年、甲斐よしひろ26才。デビューして5年目。長い下積みを経てようやく「HERO」が大ヒット。アンダーグラウンドからオーバーグラウンドに這い上がった瞬間の頃。
僕と同世代(から少し上)で、思春期に日本のロックを聴いた男なら、一度は「甲斐バンド」「矢沢永吉」「浜田省吾」のどれかをかじったはず。
(もう少し下なら、「RCサクセション」「ARB」「The Mods」、その下なら「BOOWY」世代ですね)
で、よく知らない人からしたら「甲斐バンド」「矢沢永吉」「浜田省吾」は同じカテゴリーに入ってしまうと思うんだけど、実際はけっこうはっきりと住み分けされているんですよ。
3組とも、最初の代表曲がほぼ同じ時期(「HERO」'78年、「時間よ止まれ」'78年、「風を感じて」'79年。甲斐バンドと矢沢永吉は、それ以前にもヒット曲はあるけど、僕の世代では、あるいは一般のお茶の間ではここからがスタート)。
その中で、当時小学生だった僕が一番心惹かれたのが甲斐バンドだったわけです。
いったい、なぜ、どこに?
2007年の今、当時の甲斐よしひろのライブ映像やインタビューを見ながら、「音楽」や「ロック」、「エンターテイメント」の本質などを考察してみようと思います。ま、ぼちぼちと。