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折を見てGIGのメンバーとミニ対談をしていくという思いつき企画の‘Showky's Pod’。
最初のテーマはやはり「ロック」。ロックは死んだと言われたりもしていますが、さてさて、GIGの女性陣にとってロックはどんな風に認識されているのか、ちょっと興味深いところ。
記念すべき第四回の対談相手が、fm GIG 水曜日夜の生放送担当のマリちゃん。
彼女は‘くるみ’というイトコ同士ユニットでほとんどの曲の作詞作曲とキーボードを担当してて、GIGに来たのも僕が企画したアコースティックイベントに出演してくれたのがきっかけ。ライブハウスのブッキングの人が、ぜひにと推薦してくれたんですよね。彼女達にとってはまだライブを始めたばかりの頃で、いかにも緊張している様子ながら一生懸命さがひしひしと伝わってきて、推薦の理由もなるほどと納得した次第。
で、そのあとマリちゃんから丁寧なお礼の手紙が届いたんですよね。それを読んで、僕がそのイベントでやろうとしていたことをちゃんと理解してくれたことが嬉しくて、今でもちゃんと僕の机の引き出しにはその手紙が入ってます。
そんな真摯さと、彼女の作る叙情的で繊細な楽曲は、華奢で長身なルックスとは綺麗にイメージを結ぶんだけど、知れば知るほど彼女は奥の深い人でねえ。
まず、バンド的なものをやろうとしたきっかけが「Bon Jovi」で、彼女が番組で選曲する楽曲もアメリカンでハードめのギターロックばかり。
そしてもうひとつ驚いたのは、てっきり文科系文学少女だと思っていたら、体育会系のスポーツ大好き少女だったらしいんですね。しかもプロレス(というより全日本プロレス)ファン。
いったいどんな少女時代や学生時代を送っていたのか、あんな繊細な感受性の人が、がさつな(?)体育会系の中でどう過ごしてきたのか、とても興味深いところ。
そんなマリちゃんは、もちろんとても多才な人で、いろんな楽器の演奏から、イラストや文章書き、果ては(本人は苦手だと言うけど)演技や笑いまで、さほど苦労している様子なくツボを押さえてこなしてしまいます。持って生まれたセンスがいいので(それは普段のファッションにも表れてます)、もちろん努力はしているけど、周りに汗を感じさせる前に形にできるんじゃないかしらん。
で、普通はそういう人はもう少しエキセントリックで‘アーティスト然’なオーラを出すものなんですが、彼女にはどちらかと言えば‘職人的’几帳面さとマイペースさを感じるんですね。
‘アーティスト性’と‘職人性’を両方兼ね備えた人、そんな二面性が彼女の魅力です(さすがAB型)。
GIGに来てからも、初めてのラジオパーソナリティーという役割を、まるでカリキュラムがあったかのように自分で経験を積み上げて、今や自分でちゃんといろんな企画を立てて2時間を担当するまでになりました。
ピアノだけで成り立っている‘くるみ’の楽曲のように、一貫して‘飾らない自分’にこだわるマリちゃんのトークは、もしかしたら究極の‘癒し系’かもしれないですね。
ちなみにマリちゃんは、太陽宮が牡羊座でアセンダントは獅子座。獅子座は意外だなあ。その近所なら乙女座が近いような気が。再調査してみよう。