ライブやGIGのイベントなどで何度も共演した事のある若いミュージシャンのお通夜に行ってきました。
27才で自ら命を絶ったって。
ギタリストらしい几帳面な死に方で、死に顔もとってもきれい。
集まった顔ぶれも、京都でバリバリに頑張ってる若いアーティストばかり。
酒を飲み、時々冗談をいいながら、でも、何度も何度も死に顔を眺めたりして。
ひょうきんで、屈託のない印象だったんだけどね。何に絶望したんだろうか。
近しい人にとっては、なんで相談してくれなかったんだろうとか、なんであの電話の時にもっと話を聞いてやれなかったんだろうとか、胸に残るのは変なわだかまりばかり。
一時力を合わせて何かをやってても、なんやかんやと人間関係はややこしいから、ささいなことでそれぞれの道を進む事になって、再会するのがこんな機会だなんてね。
「ヤツは寂しがりやだったから、こんなにしてでもまた皆を集めたかったんだろう」って、彼の兄貴分がそう笑いながら言ってたけど、確かに人の死にはそういう側面もあるからね。
さて、いったい僕らには何ができるのだろう。また新しい命題ができてしまった。
小山卓治の「
Passing Bell-帰郷-」って曲が聴きたくなったけど、CDがないなあ。
‘雨の夜のために残しておいた哀しみを
テーブルに並べて俺達は静かに笑う’