fm GIGでもろもろ協賛・応援していただいているリンクアップ株式会社の北野社長から「ジャクソン・ブラウンのコンサートに行きませんか?」とお誘いを受け、行ってきました大阪オリックス劇場。
北野社長のご親戚がサンフランシスコでお店をやっていて、そこからの繋がりで楽屋まで入れるかもということで、それはちょっとドキドキ。
会場に着いてしばらく待っていると関係者受付が開始となり、我々の名前もちゃんとあってバックステージパスをいただいて、関係者席からコンサートを観ることとなりました。
実は高校生の頃、僕はフォークソング部に在籍していて、コンビを組んでたT君がジャクソン・ブラウンやイーグルスのファンだったのね。それで定例会の時に「The Road」という曲のギターを弾くことになって、それ以来いちおうちょこちょこと聞いてたりはしてたけど、コンサートを観るのは初めて。なんつっても大物だし、もちろん会場はびっしり満員。外国の方も多いし、男性はやっぱり年配の方が多いけど、前の席にいる熱狂的なファンにはけっこう若い女性が多くて、始まるやすぐにノリノリ。へえ。
大物なのに、大きな仕掛けやギミックは一切なく、ぶらっとバンドメンバーと登場して、ニコっと手をあげて何気なく開演。おお、そんなふうに始まるのか。
その後も、僕の予想を大きく裏切るフランクな展開。数曲目からは観客からのリクエストに応えて、次々と曲を変えては、ギターを持ち替えたりピアノとギターを行ったり来たりしたり、まるでリハーサル風景を見てるみたい。でも、バックメンバーはしっかり合わせてきているので、そこはキャリアですな。「あれ、キーなEフラットだったっけ?」とか、イントロがなってから後ろのギタリストが慌ててギターを持ち替えたりとか、微笑ましい場面もちらほら。
途中休憩があって、だからといって衣装を替えるとかもなく、後半戦もそんな感じで進み、でもファンの声をどんどん大きくなって、そりゃあリクエストした曲を歌ってくれるんなら、熱も入るよね。もっと曲を知っていたら、何倍も楽しめる感じ。
前半はアコースティックなミディアムの曲が多く、じっくり聞きいる感じだったけど、後半からはロックンロールやポップな曲も出てきて、さらに楽しい雰囲気に。
ラストは誰でも知ってる大ヒット曲「プリテンダー」と「孤独なランナー」でシメ。
アンコールもそんなアドリブな感じで進めつつ、最後の最後にビシッと演出が決めてあって、あれは感動したよ。とってもいいコンサートでした。例えばアメリカの小さなパブでやるようなスタイルを、そのまま大会場でやってくれてるのよね。大きな会場も小さな会場もずーっと周り続けているからこそのスタイル。
19時に始まって終わったのが22時。そのあと関係者入り口の集合して舞台裏でしばらく待機。僕らを含めてゲストは十数人。30分ほど待ってついにジャクソン・ブラウンさん登場!
サインを頂く時に、「高校の頃に『The Road』を演奏したんです」って伝えたら、なぜか視線は僕の首元へ。
いつもしているギターピックの形のネックレスを見て、ごそごそとズボンのポケットから出したのが、さっきまでステージで使っていたギターのピック。おお、なんて粋なことを!
そんなわけで、2ショットの写真とサインとピックをいただいて帰って来ました。普通にミーハー。
前日の台風の影響で帰るりの電車のダイヤは大きく乱れていて、京都に帰って来たのが深夜1時前だったけども、とっても素敵な1日でした。
いろいろと参考にするぞ。