もともと暑いのはキライで、どっちかといえば夏より冬の方が好きでね。
特に今年みたいに猛暑だと早く秋になれと祈るんけど、なぜかちょっと今年は違う感じ。
今のところ、ほとんどクーラーに頼らず日々を送ってるのだ。
なんで平気なんだろうとつらつら考えてみると、一日のほとんどを過ごしているGIGのスタジオが、窓を開け放てばとても開放的で見晴らしがいいからかな、と。
今日も、とても暑い一日だったらしいんだけど、それほど蒸してもなく、けっこう爽やかな風が吹き抜けたりして、揺れる簾の感じとか、青く白い空とか、畳に落ちる陽射しとか、どこか懐かしくていい感じ。あとは風鈴とカルピスとわくわくする推理小説があれば、もう気分は夏休み。扇風機だけでじゅうぶん。
よく考えれば小学校の頃はクーラーなんてなくて、でも家には、狭い長屋暮らしだったけど小さな庭があって、一日中窓や玄関も開け離しで、風のにおいや町の音や虫の声なんかと一緒に夏を過ごしてたわけだからねえ。
炎天下に車やバイクで配達に追われたり、クーラーは効いているけど閉ざされたビルの一室で一日働いたりする夏が多かったけど、今年はもうちょっと自然体。
家からスタジオまでは自転車で数分。すいーっと商店街や狭い下町の路地をぬけて走ると、夏の風も涼しいのさ。
ま、さすがにXserveはちょっとうなってるけどねえ。
【追記】
深夜2時頃、帰宅すべく三宅くんとスタジオから外へ出たら、なんと涼しく爽やかな風が!
そうそう、夏の夜中ってこんな感じ。もちろんたまらなく蒸し暑い夜もあるけど、こんないい風が吹く夜もあるのだ。家に帰ってからも、扇風機だけで全然オーケー。
気のせいか今年は蚊も少ないし、う〜ん、昔ながらの日本家屋(京都なら町家)に住みたいなあ。