何をやるにも「手順」というものがあるのだけど、自分が慣れてきて、かつそれを共有する仲間が固定されると、省略できることが増えてきて極めて効率よく作業が進んだりするのは、まあ皆さんご存知の通り。
バンドも同じで、Time For Loveはそういう意味では超効率的。今や、一度もリハをしなくても2時間程度のライブなら軽い打ち合わせだけでできるし、年に数回のワンマンの時に数曲ずつ新曲やレパートリーも増やせるから、マンネリにも陥らない。
何か突発的なことが起こっても落ち着いて対応できる余裕もできるってことよ。うむ。
今回、浜田氏からオファーを受けての京都FANJ出演。いわゆる「昭和企画」とは無縁のイベントに出るのは久しぶり。しかも共演は若手(主に女性)ときた日にゃあ、いつもとちょっと違う気合い(?)も入るってなもんよ。
そんなわけで迎えた先週土曜日。なんと大雨。
いつもと違う気合いが入る日は、いつもは起こらないようなことが起こるのよね。
この日も、たいていは会場に一番乗りする金狼さんが渋滞に巻き込まれてリハにも間に合わないような雰囲気。
たいていの場所なら別にリハがなくても平気だったりするんだけど、せっかくの京都FANJ。音響も照明も素晴らしいから、リハをしておいた方がもちろんいいステージが作れるよね。
そんなこんなでギリギリまで待ってもらい、いよいよ時間切れかというドンピシャのタイミングで金狼さん登場。素晴らしい。
リハが終われば腹ごしらえ。FANJの近くには焼肉屋さんしかないので、しょうがないから(?)食べ放題コースをば。これがまた安いのに美味しかったのだ。
戻って、しばしみんなのステージを観戦。さすがにレベルが揃ってるねえ。楽屋では顔見知りの心晴くんや千穂ちゃんと談笑。ちょっとセッションなんかもしてみたり。
そんなこんなでいい雰囲気で出番。お客さんも大雨にもかかわらずたくさん。世代的にはどのみち知らない曲がほとんどだろうから、手慣れたこんな選曲で勝負。
1.カサブランカ・ダンディー
2.空が晴れたら
3.哀愁でいと
4.カナリア
5.モンキーマジック
6.ジュリアに傷心
7.加速度
ところが油断大敵。トラブルはこういう時に起こるのよね。なんと「加速度」の途中でギターストラップのネジが外れるというハプニング。ひえ!
顔では平心を装いながら、頭の中では、演奏を止めようか続けようか大焦り。
とりあえず2番まで必死でギターを脇で支えながら歌いきり、間奏でネジを直すことに。
ここで頼りになるのがメンバー。即興で尺八ソロとカホンで繋いでもらい、なんとか復帰。こういう時に、お客さんも盛り上げて支えてくれたりするのよね。感謝。
いやいやまあまあ、This is "LIVE"。
終わった後も、千穂ちゃんやソフライトのステージを観戦。みんなレヴェルが高いや。
僕らの曲や昭和のヒット曲を知らなくても、尺八の加わった妙な編成の生み出すホットなステージは、きっとそれなりに印象に残ったんじゃないかな。きっとそれが浜田氏の思惑でもあったはずなので、トラブルの乗り切り方も含めて、年の功なところを見せられてればいいのだけども。
終わった後は、僕はスタジオへ戻りムンサタ生放送。
そして翌日は神戸へ向かい、またまたダブルヘッダー!!続く!!
※明日は昭和ヒット企画だぜ!!
6月24日(日)京都嵐山
音や「夜のヒットスタジオ in 音や」
open 17:00 start 18:00 charge \2,500(ディナープレート&1ドリンク付)
出演:Time For Love、ウクレレゆの、JOSHIN女神、Mika、円音、Violet Kiss(NINA&JIN)