9月4日(日)京都
Blue Eyes〜
Time For Love Summer Concert
なんかこう「コツ」ってのがわかる時があるのね。
自分の体をこう動かせば、こんな風に自分をコントロールできて、最終的には自分の望む結果にたどりつくことができる、そういうのがわかる時があるのよ。
スポーツをやってる人の方がわかりやすい感覚だろうけど。
音楽にもそういう瞬間や時期というのがある。
自分の体や声を思う通りにコントロールできて、自分の望む通りに(あるいはそれ以上に)場の空気を支配できる、そういう瞬間。
もちろんそれはそんな簡単には体験することはできない。ミュージシャンはたくさんいるけど、そして、いい歌を歌う人やいいステージを見せてくれる人はけっこういるけど、場の空気まで支配できる力を持った人は、そうはいないと思う。
自分が楽しむだけのライブなら簡単さ。カラオケと一緒。好きな曲だけ歌えばいい。
充実感を得たいなら、しっかり練習すればいい。失敗しないだけでもかなりの充実感。感動もするでしょう。少なくとも自分は。
でも、目の前の人を感動させようと思ったら。
それはそう簡単にはいかない。努力だけでもだめ。全力を尽くすだけでもだめ。自分ひとりだけでもだめ。汗と知恵を結集させて、いかにしてマジックを起こすか。
僕は、ひとりでやる時はもちろんそれをずっと考えてやってきたんだけど、Time For Loveもね、ちょっとその域に近づきつつあるんじゃないかと思えてきて。
何せいろんなとこでやってきたからね。
ワンマンライブも5回目。
5回目ともなれば、ただやってみました、だけではすまない。さすが!というのを見せたい。
そんなわけで、過去4回の記憶をたぐり寄せて反省点をピックアップしつつ、ここ最近のライブから手応えのあった曲や流れを取り入れ、その上でこの日ならではの新しいことも盛り込んで、いざ勝負。それが今回のテーマ。
そして全体のコンセプトは「ザ・ベストテン」。
これはもう、前回の堀家さんと曽我さんのパフォーマンスが素晴らしくて、それをもっと多くの人にも見て欲しいなと思って。
当日は朝から台風の影響が残ってがっつりと雨。これは大きな不安材料。
新しくやる曲のうち、2曲がかなり難しくて、これもまた不安材料。
いつもよりちょっとどきどきした心持ちでBlue Eyesへ。
リハがけっこう押して、開場を遅らせることに。まずい流れだな。
雨もやまず、客足も鈍い。台風の影響で来れなくなった方もいるとの情報も入り、不安は募る。ドキドキ。
続く!!