いろいろと自分に気合いを入れたり魂に喝を入れるために(?)今日はずっと映画を見た。
「アンタッチャブル」
当時映画館に友人5人で観に行った。カッコいいオトナになりたいって思ったもんさ。何度見ても熱い気持ちになる。デ・パルマの長回しはいつどの作品でもほんとに見事。
「パーフェクト・ワールド」
男の子にとって、いかに父親が重要な存在かがわかる、泣ける傑作。それが実の父親でなくてもいい。生まれながら「女」である女性と違って、男は「男」にならなければならないから。
「ダンス・ウィズ・ウルヴス」
これは男に限らず万人にお勧め。とんでもないスケールの「大自然」を堪能できる。南北戦争の頃のアメリカは、ほんとに無茶苦茶って言うのがよくわかる。
別にケビン・コスナーのファンというわけでもないんだけどね。でも「パーフェクト・ワールド」ではいい芝居をしてる。ほんと。
「ゲッタウェイ」(もちろん1972年のS.マックィーン版)
ちょっとペキンパーの演出や編集を研究したくて。これ、女性が見たらどう感じるのかな。「男の生き様」と「男と女の愛」が奇跡的に対立せず描かれてる希有なアクション映画。
「ブラック・サンデー」
初見。最初なんちゅう地味な主演と思ったけど、さすがにオスカー俳優。ロバート・ショーが素晴らしい。もの凄い緊迫感。でもこの手の映画って、絶対テロリスト側に感情移入するよね。
「ミラーズ・クロッシング」
当時映画館に観に行って、それ以来の鑑賞。あの時よりも全然楽しんで見れた。めちゃくちゃ面白い。センスがいいとは、こういうのを言う。
そうそう、当時見た時に「これ、ハメットの『ガラスの鍵』やん」と思って、でも、そんなウワサを全く聞かなかったので、もしかして自分だけの発見かと思ってて。でもさすがに今は、Wikipediaにもそういう記述があって、ほらねって感じ。ハードボイルドの本質が、きちんと描かれてるのが素晴らしい。
ギャング映画が多いし(なんせマイベストムービーが
「ゴッドファーザー」)、クライムムービーも好きだけど、バイオレンスが好きだと言うわけではない(戦争映画とかあんまり好きじゃないし、ホラーとかも見ない)。
チャンドラーが言うところの「薄汚れた街に生きる 気高い魂」を描いたものが好きなんだ。