【紅白リハ】布施明、今年で紅白勇退を宣言「頑張っている若者に譲りたい
なんでまた「マイ・ウェイ」なの?って気はするよね。
「少年よ」をもう一回歌ってもいいやん、いい曲なのに。
個人的には「カルチェラタンの雪」が聞きたい。
第一報を聞いた時に、言外に「歌をヒットさせてから出たい」という気概を感じた。だから「なんでまた、マイ・ウェイを歌うんだ?」って感じたんじゃないかってのは、勝手な邪推。
そして、この記事の完全版を読んだら、僕が推測で書いたことが当たってた感じ。
以下、引用。
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歌唱曲もほぼ固定されていることから「同じ曲になってしまうし、名前だけで出るのはやめようと。一度紅白から自ら引いてみて、歌謡ポップス、歌謡ロックといわれたりR&B、ジャズを頑張っている若者と同じところに戻って、そこで一番頑張っている人に出てほしい」と切望。
(中略)
その一方、紅白出場を楽しみにしている自身のファンに向けて「(出場できるように)僕も頑張ります。でも毎日ギターやキーボードを弾いていたのがいつの間にかそれが無くなってしまって。何ヶ月もギターを弾いていないという自分に気づいてしまったので、元々の“音楽作り”みたいなのに戻らなくてはいけないかなと思いました」と原点回帰を誓った。
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ああ、わかる。
なんて「現役感」のある発言なんだろう。
そして、本当に音楽が、ポップスが、歌が好きなんだってわかる。
自分に厳しい人だってことも。
ジュリーと布施明はやっぱり凄いよ。
とにかく媚びてないよね。
凛として真摯だ。
年の瀬に、背筋がピンとなる思いだよ。
とにかく今年は7~8年ぶりくらいに大晦日にTVの前に居れそうだから、久しぶりに紅白を見ようかな、と。
確かに紅白はもう、その役目は終えたような気がするけど、再生する余地はあると思うんだよね。
嗜好の細分化が進んでる今の時代だからこそ、様々なジャンルが一堂に会するようなことが1年に一回くらいあってもいいと思う。
そしてその核にはやはり、かつては「歌謡曲」と呼ばれていた「ポップス」がドンと座るべきだと思う。
それにしても。
めんどくさくてもなんでも、人が集まるというのはいいことだ。
それは「共有できる記憶・想い出」があるということだ。
誰かが「利害」とかそんなもので動いた瞬間、そんな共同体は消滅してしまうし、壊れたものは戻らない。
「紅白」とか「かくし芸大会」とか、確かに昭和の遺物だけどね、失くすには惜しいものがやっぱりあるよ。
2010年代は、音楽・芸能界にも大きな再編があるだろうから、いったんそんな原点に戻ってほしいけどね。