9月22日(祝)大阪 扇町公園
チャンスパーク
やってきました、チャンスパーク。
前にお世話になった「Bodaiju Cafe」オーナーの、イタリーさん主催。
なんと、扇町公園を借り切ってのフリーイベントなのだ。
知ってる人は知ってるけど、扇町公園はかなり広い。
関西テレビに隣接してて、今時珍しく、ボール遊びや犬の散歩もオーケー。野球も、2試合同時にやれると思う。
その公園一帯に、全国から来た画家や写真家、アーティストが、それぞれの作品を展示してる。様々なパフォーマーもいる。まさにアートな空間。
ライブコーナーもあって、ストリートライブと銘打ってるけど、立派なPAがあり、音量もしっかり出てる。これは素晴らしい。
お昼前に着いて、軽く打ち合わせの後すぐに出番。
持ち時間15分の中、考え抜いたセットリストはこんな感じ。
1.神様お願い
2.どこか遠い場所へ
3.Free Dance
4.カナリア
5.空が晴れたら
MCを省き、歌を詰め込んでみた。結果的には・・・うーん、どうだったかな。久しぶりのストリートスタイルだったから、勘は鈍ってた。正直なところ。
僕の後がGIGの仲間の中川隼人くん。彼はストリートのプロみたいなもんで、MCとかサスガ。なるほどねえ。勉強になったよ。
合間を繋ぐイタリーさんのトークも相変わらず抜群。ワイヤレスマイクで各ブースを回り、絶妙のトークを繰り広げる。
歌い終わった後、せっかくなので各展示コーナーを見て回る。
僕は(詳しくはないけど)絵も写真も好きで、せっかくだから色んな人に話しかけてもみる。特に絵には驚かされる作品が多かった。真似したくなった。
ポストカードも何枚かもらってきたよ。
商業系グラフィックやイラストではなく、純粋にアート指向の若い子たちに、とても興味を持った。アート指向と言っても、そんな難解だったりひとりよがりではなく、いい具合にポップで、でもどこかアナログでレトロで、そんな時、僕はいつものクセで、それをどんな風にプロデュースすれば、みんな幸せになるんだろうと考えてしまう。
そうだ。
大事なのは、あくまでもプリミティヴな衝動と、他者的客観性及びコミュニケーションセンス。
なんて、評論家ぶって書いてみた。ま、ジャンルに限らずそういうことよ。
どうにか雨に降られず、無事に終演となり、交流会すなわち打ち上げタイム。
待ち時間の間に、PAスタッフの可愛い女の子と談笑。敢えてこういう裏方的仕事を選ぶ女性は、凛としててお洒落してなくても魅力的だね。
交流会参加者が多くて、そのまま公園で乾杯となるはずが、ここで遂に雨。
やむなく、広げたドリンクやフードをまた仕舞い、どやどやとBodaiju Cafeへ移動。
何人いたんだろ。50人はいたと思う。
みんなで場所を作り、食べ物を分け合い、楽しく談笑。
僕はひとりで参加だし、顔見知りもいないので、寂しいかなと思ったけど、そこはそれ、同じイベントに参加した仲間同士、あっという間に話も弾むよ。
そんな中、若い子のギターをバックに、イタリーさんが「乾杯」を歌いだす。
さっそく皆が合唱→でもみんな歌詞がうろ覚え→同じところをループ→爆笑・・・というお約束を楽しむ。
そのままイタリーさんが「誰か歌って盛り上げて下さい」という無茶なオファー。ハードル高いぞ。
こういう時、直接指名してもらえれば出やすいけど、自分で手を挙げるのは難しい。しかも、集まってる年代が若めな感じで、選曲が難しい。
イチかバチか、やるかやらないか。立場的に負けは許されない。
数分考えて、もちろん出ることにした。やらなかったことで、後で後悔したくないので。
イチかバチか、
「勝手にしやがれ」を歌う。
これが大当たり。異様な盛り上がり。はは、やはりジュリーは偉大だ。
イタリーさんから「もう1曲、ヤングマンを歌って下さいよ」とリクエスト。
ははは、さすがにその引き出しはないです。それを弾き語りですぐに歌える人は、関西にはひとりもいないと思う。
でもアンコールには応えなきゃならないので、しばらく考え、ひそかにコード進行を確認して歌った曲が、
「ジュリアに傷心」。
うん、チェッカーズも盤石。さらに盛り上がる。 普段から好きな曲の歌詞は覚えていると、こういう時に役に立つんだ。
なんとかこれでうまく区切りになって、いい感じで交流会も締まりました。
最後の最後で、ミュージシャンの役割を全うし、存在感を示すことができてよかった。貢献できてよかった。参加してよかった。
もし途中で帰ってたら、こうはいかなかったよね。
みなさん、お疲れさまでした。
僕の考え方は間違ってなかった。それを再確認。
揃いつつあるいろんなピースで、これからどんなストーリーが出来上がるのか。ますます楽しみになってきたよ。