昨日もシンガーソングライター3人で話したんだけど、セットリストって難しいよね。
もちろん人それぞれ考え方があるし、別に正解なんかないんだけど、少なくとも「歌い手側の気持ち」と「聞き手側の気持ち」は両方考えなくちゃならない。
そのキーワードが「飽きる」。
まず間違いなく、歌い手側が先に飽きるんだ。
聞き手側は、意外に飽きない。むしろ保守的。
一度「いいな」と思ったら、それを変えてほしくないんだよね。
でも、まったく変えないと歌い手側が腐ってしまうから、少しずつね、絶妙の配分で新曲を入れなきゃ。アレンジも変えなきゃ。
僕はと言えば、今は歌うことそのものが楽しいので、別に同じ曲を、例えば「カナリア」を毎日歌っても別に全然飽きない。
で、もちろん新しい歌も歌っていきたいから、むしろ曲をカットできない。うーむ。
で、どうしようかあれこれ考えてて、ひとまず出した結論。
日曜日に歌う「わからん屋」では、新しい曲を大量に導入しようと。
イチがバチかのも含めて。歌ってみないとわからないからね。
昨日、いろんな曲を歌ってみてセレクトした。
プチイメチェン。
その成果をもとに、火曜のSilver Wingsは定番中心のセットにしようと。
でもこの日は吉村くんがいるので、それなりに斬新で面白いよ。
ライブやアルバムのセットリストの中で、それぞれの曲は言わば役者のようなもの。
主役がいて、脇役がいて、美人や個性派がいて、初めて物語は成立する。
僕のセットリストには、主役級の看板役者が3曲ほどある。
それだけでも随分楽なんだけど、ラクをしちゃいけない。
新人を起用したり、ベテランの中から発掘したり、そういうことをあれこれ考えられるから、ライブは楽しいんだな。