12月17日(水)京都
ModernTimes
たった2週間ぶりなのに、凄い久しぶりな気分。その2週間前は女子だらけのライブで、それはそれはわくわくしてたけれども、今回は男ばかり。
いや、別にがっかりもげんなりもしてないですよ。むしろ気合い十分。
何と言っても、fm GIGのPOWER PUSHを勝ち取った実力十分の野郎どもと同じステージに立つわけですぜ。しかも選んだのはオレだ。気合いを入れずしてどうする。
あ、fm GIGのPOWER PUSHについては
ココを見るべし。要するにインディーズ版のヘヴィーローテーション。レベル高いんだぜ。
そして今回はfm GIGとしても公開収録をするので、僕と一緒にPOWER PUSHを選出している堀家博之もMCとして参加。
サクサクとリハも終わり、定番のオムライスで腹ごしらえをすると、いよいよ開演。
トップバッターは、モダンタイムス推薦の若手バンド、Tadpole jr.。
3ピースなんだけど、諸事情でボーカルが遅れてきて、ぶっつけ本番。しかも(なんだ、しかもって)ドラムは女の子。そして可愛い。今夜の紅一点。楽しませてもらいました。
そして堀家博之のMCのもと、POWER PUSHのご案内。
実は、会場の皆さんにPOWER PUSHナンバーがいかにクオリティー高いかを知ってもらうため、前夜にダイジェストを録音したのよ。
で、会場に流したのが
コレ。
ぜひクリックして聞いてみて下さいな。僕がナビをしてます。力作。
この頃には会場も満員。いい雰囲気になったところで、11月のPOWER PUSHアーティスト、
トミタショウゴくんの登場。
前に見た時より、ちょっと垢抜けたかしらん。MCは脱力系だけど、ギターは上手いし歌も上手い。さりげないソウルフルさが絶妙。あともう少しで大化けすると思う。
「Back To The City」は、紛れもないロックナンバーだ。
再び堀家博之が登場し、トミタショウゴ、戸田賢吾とトーク。ふたりともいい味を出してます。
で、10月のPOWER PUSHアーティスト、
戸田賢吾。
リハではちょっと喉の調子が悪そうで、しかも彼は歌う随分前から酒を飲むので、ステージに立った彼は軽く酔ってるんじゃないかとちょっと不安。
だがしかし、そんな僕をあざ笑うかのようなパワフルな歌声。今まで2回、彼のライブを見たけど、今夜はかなり気合いが入ってると見た。ロック魂を感じた。
「滑走路」の
‘憧れを無謀と呼べば それまでの日々は終わる’と言うフレーズが胸にしみる。
MCは相変わらずおもろい。彼には中学生のメンタリティーが残ってるぞ。
で、僕の登場。会場はすでに超満員。でもなんかざわざわ。さて、どうやって集中するべか。
セットリストはこんな感じ
1.空が晴れたら
2.眩暈(めまい)
3.Sunday Driving
4.翼
5.カナリア
6.舗道のひまわり
7.運命の行方(ほしのゆくえ)
8.クールダウン
何も言わなくても音づくりをちゃんとしてもらえるので、歌いだせばとても気持ちいい。しかし僕にはいろいろ課題があるのだ。歌いながら、あるいは曲の間でいろいろ考える。なんでこんなにいろいろ考えるのかな。わからん。
特に「翼」は、もはや修行に近いポジションで、こういう(凄く若い)客層の中でこの曲を歌う意味があるのかと自問自答。でも、今だからこそ、歌いたい歌なのですよ、困ったことに。
「カナリア」では、会場の空気が集まってくるのがわかった。ああ、やっぱりこの曲には力があるんだな。
今日のこの流れでは、絶対に暴走してしまう自信(?)があったので、敢えて押したり引いたりを意識してみる。でも、やっぱりヘンな力みが出て、「運命の行方(ほしのゆくえ)」のクライマックスでピックを落としてしまった。上手くのりきったと思うんだけどね。
ラストはこれまたモダンタイムスの推薦バンド、京都ハンサムズ。こちらも3ピース。ギターがジミヘン。後で「ジミヘン好きなの?」って聞いたら「僕がジミヘンです」と返してきた。その心意気や良し。絶対やめずに続けるんだぜ。
終わった後も、いろいろと自問自答。そんな中で、お客さんの若い男の子が立て続けにふたり、声をかけてくれた。「カナリア」が良かったって。カッコよかったって。
あと、お店のスタッフの男子が「翼」が好きだって言ってくれた。
嬉しかったねえ。いろいろ考え込む自分がバカみたいだ。こうやって人は強くなっていくのだ。
戦わなければわからないことも、世の中にはあるのだよ。