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Showky Yomo-Yama Talking

 
 
 

京都発・胸を撃つネオ・ニューミュージック、冴沢鐘己の気まぐれな日々
by Showky
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郷ひろみ シングルレビュー・マイベスト10
お待たせしました。新御三家編のトリは、郷ひろみです。
何せデビュー曲が「男の子、女の子」ですからね。完全に女の子向けのアイドルというか、一歩間違うとキワモノととられてもおかしくないキャラだったので、「ファンだ」とは言いにくかったんじゃないかな、当時の人は。3人の中では真っ先に消えるだろうと予想してた人も多いのでは。

ところがあにはからんや。一番人気を持続させてて、今でも現役感を出せるのだから、わからないもんです。何より、郷ひろみ自身の「努力」は、とてつもなく凄いものだったのだなあと思うのですよ。

ヒット曲をずらずらと並べてみても、そりゃもう何でもアリというか。だって、これは番組でもよく話すけど、「お嫁サンバ」ですぜ。サビが‘1、2、サンバ、2、2、サンバ、お嫁、お嫁、お嫁サンバ’ですぜ。あり得ないというか、とてもシラフでは歌えない。それをギリギリのところで、コミックソングではなく「ヒット歌謡曲」として成立させるのは、並やたいていではないよね。
もともとリアリティーの薄いキャラだから、リアリティーのない歌を歌ってリアリティーを出せるというパラドックス。

そんなわけで語りにくく順位もつけにくい、数多いひろみのヒット曲の中から、ひとまず僕が選んだのはこの10曲。


1.禁猟区
1977年リリース。作詞・作曲は阿木曜子&宇崎竜堂コンビ。
阿木さん、やってくれてます。なんとサビが「、、、」と書いて「テン、テン、テン」と歌う。斬新。この曲辺りから、郷ひろみもイメージチェンジを図ってますね。かわいい男の子から、男っぽい青年路線へ。
で、この曲、カラオケで歌ってみて初めて気付いたんだけど、仕掛けの多いメロディーはもろ宇崎節。でも、ひろみが歌うとそうは聞こえない。ちゃんと「郷ひろみ」の歌になってる。この曲から、郷ひろみに‘熱い’曲が増えてきます。



2.バイブレーション
1978年リリース。やはり男っぽい歌で、仮にヒデキが歌うと暑苦しくなるくらい。それをひろみは無機質に淡々と歌うので、逆にクールに男っぽく聞こえるというカッコいいナンバー。「禁猟区」と比べてこっちが1位でもいいんだけど、ま、ハデさの差でこの順番に。



3.哀愁のカサブランカ
1982年リリース。説明不要の大ヒット曲。カバー曲だけど、オリジナルより出来がいいという希有な例。何より訳詞が素晴らしい。原曲より断然いい。ことほどさように「郷ひろみでなくても成立する」名曲だけど、この泣きのメロディーを淡々と歌うのが、結果的に良かったんだよね。しみじみと胸にしみる良さがあるのです。


4.若さのカタルシス
1980年リリース。それほど売れてないのでマニアックというか、知らない人も多いのでは。この頃のひろみは、年に1枚派手なシングルを出してヒットを飛ばす合間に、こういった地味で繊細なタイプの曲を出してました。でも、この路線が本来の郷ひろみの持ちキャラというか、地に近いと思うんだけどな。リアリティーがあって大好きです。他には「地上の恋人」とか「未完成」とか好きだったな。

5.How manyいい顔
1980年リリース。そう言った仕掛けの多い派手なヒット曲のひとつ。‘処女と少女と娼婦に淑女〜’といったインパクトのある歌詞に、どちらかと言えば平たい単調なメロディー。だからこそ郷ひろみでしか成立しないナンバー。何がいいのかって説明するのが難しいけど、レコードを聴いてもテレビで見ても、自分で歌っても楽しかったな。

6.ハリウッド・スキャンダル
1978年リリース。意欲作。曲そのものはとてもゴージャスで、それこそ歌唱力というか、歌手としての力量が問われるような曲だけど、そこに‘フィクショナルな歌詞’を乗せることで、郷ひろみの歌として成立させてます。とてもヒットするとは思えない曲調だし、実際当時の基準からすればトップ10入りを逃す‘コケた曲’のひとつだけど、その意欲というか、歌への姿勢は伝わってきました。だからこそ、今聞いても全然色褪せない輝きを持ってます。

7.マイレディー
1979年リリース。ドラマとのタイアップ、郷ひろみ自身の作詞作曲、初期の「よろしく哀愁」を思わせる、キャッチーでわかりやすいメロディーということで、当時ちょっと下り坂だった人気を再び押し上げるヒット曲となりました。
解説としては、これ以上でもこれ以下でもないけど、やっぱり歌ってて楽しいんだよね、この曲。

8.哀しみの黒い瞳
1982年リリース。「哀愁のカサブランカ」に続く洋楽カバー。それもアッと驚くフリオ・イグレシアスのカバー。だって当時フリオは日本でも(もちろん世界的にも)人気絶頂で、声質からスタイルから全く違うのに、モロに比べられるんだぜ。曲も、フリオが歌うからこそ成立するようなメロディーライン。無謀ですよ、ダンナ。
でもヒロミは真っ向勝負。‘歌’で挑んでます。郷ひろみのド本気が伝わってきました。後にバラードシンガーへと転向する自信が、この曲で持てたのでは。

9.タブー(禁じられた愛)
1980年リリース。同時期の「セクシー・ユー(モンロー・ウォーク)」の方が有名だし、そっちでも全然いいんだけど、敢えて埋もれがちなこっちをとりあげました。まさに「ザ・郷ひろみ」なナンバー。別にわざわざレコードを買うほどではないけど、なんかついつい歌っちゃうよね、ベストテンやヒットスタジオに出てると見ちゃうよね、てな感じ。ま、それがアイドルの本質でもあるんですけどね。
で、その水準を維持しながら、年に1枚、ファンでなくても思わずレコードを買わせるようなヒットを当てる。なんと郷ひろみは、今にいたるまで(スパンは長くなっても)それをキープしてるのです。驚嘆。

10.林檎殺人事件
1978年リリース。言わずと知れた樹木希林とのデュエット。完全に企画もので、ほとんどコミックソングだけど、いい曲ですよね。特に歌詞がね、ばかばかしいと思わせて、なんとなく深みを匂わせる、阿久悠全盛期の手腕がいかんなく発揮されてます。で、こういう曲を、心から楽しそうに歌う郷ひろみの姿がね、ああ、ほんとにいい人なんだなあと思えるんですな。


結局のところ、もともとの‘リアリティーのない存在感’が功を奏して、今でも、例えば若手芸人に‘イジラレキャラ’として扱われても、汚れたりせずに宇宙人のようなオーラを出し続けられているわけだから、もう天性の‘スター’なんですね。
しかも歌やダンス、演技に真剣に努力を重ね、それでいて天真爛漫さをなくしていないわけだから、まさに日本歌謡史に残る希有なスターです。きっと何年経っても、忘れ去られそうになるたびに再評価の波がくるんじゃないかな。
by Showky | 2008-10-07 15:27 | 音楽
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