今日、KBSホールで「プロレスリング・ノア」の試合があり、マリちゃん、堀家くんとともに取材に行っていきました。
なんと、小橋建太選手と、KENTA選手に独占インタビュー!!
KENTA選手は、まさに絵に描いたような男前の爽やか好青年。
でも、浮ついたところが全然なくって、しっかりとしたアスリート。以前取材したパープルサンガの選手にも通じるところがあったかな。
そして何と言っても小橋選手。
試合前の練習を終えた、汗びっしょりの上半身裸で登場。
でも不思議と暑苦しくなく、なんか爽快(というか豪快)。
ものすごく気さくで優しい笑顔で、自然体。まさにこれが「全日本プロレス」イズムだなあと、納得。
インタビューをしたのはマリちゃんと堀家くんで、僕は録音をしながら写真を撮ってたんだけど、話を聞きながらね、昔、夢中で「全日本プロレス中継」を見ていた頃のことを思い出したわけですよ。
小橋選手はルーキー時代、ジャイアント馬場選手の付き人で、馬場さんのお宅に行った時に、チャンピオンベルトを腰に巻かせてもらえたんだって。
で、その姿を鏡に見ながら「いつかは自分にもチャンピオンベルトを巻ける日が来るのかなあ」と、いつまでも巻いていて、「いいかげんにしろよ」と馬場さんに言われたんだって。
ああもう、ね、その気持ち、すごくわかる。
小橋選手は、「京セラ」で会社勤めを経験をしたこともある変わり種で、特に格闘技で輝かしい経歴があるわけではなく、海外遠征の経験もなく、まさに雑草のようにひたすら努力でトップに立った選手。もちろんチャンピオンにも輝いた、今や日本を代表するプロレスラー。
そして今でも、まさに「練習の鬼」。写真でもご覧の通り、ものすごい筋肉と胸の厚さです。
「練習しないとね、すぐに結果に出るからね。ごまかせないから」と、笑顔で言わはりました。
ただひたすら、プロレスに全力投球。
それはもちろん、「自分に嘘をつかない」ため。
「自分の憧れたプロレスを裏切らない」ため。
僕らのインタビューにも、1の質問に5も10も返してくれて、やっぱり全力投球。
少し‘天然’的なところもあって、大爆笑の楽しいインタビューでした。
今日の試合も、特にタイトルもかかっていない6人タッグマッチだったけど、チョップのものすごい音が会場中に響き渡りました。試合中、自分の出番でない時も、一瞬たりとも気を抜かず、常に体は動き、視線は鋭い。
試合も緩急自在、どよめきあり、笑いあり、悲鳴あり、大歓声あり、そして熱い声援あり、まさに、極上のエンターテイメント。
やっぱりいいですよ、プロレスは。男に生まれてプロレスに何も感じないやつは、男として生きてく価値はないと思う。
もちろん女だってそうさ。
ちなみにマリちゃんは、高校生時代に小橋選手の似顔絵を送って、直筆サイン入りで返ってきたのを今日までずっと大事に持ってて、今日、その似顔絵と一緒に写真に納まりました。
その写真には、10年の年月が刻まれているわけですよ。
それを‘夢’と呼ばずして何と呼ぶ。
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