2月13日(日)滋賀県近江市
太子ホール「第2回オトコマエシンガー選手権!」
小雪が舞い散る日曜日、やってきました「第2回オットコマエシンガー選手権」。
近江八幡駅に、出演者のY16くん(初対面)に迎えにきてもらって、この大会に賭けるアツい意気込みを聞かせてもらいながら、到着しました、太子ホール。
団長を始めとする出演者や、司会のやまもとひまりさん、そして司会と審査員を務める、はるばる放出からやってきたミノルズのふたり、さらにゲストの佐々木清次さんも到着して、いよいよ開演。
詳しいレポートや結果は、太子ホールの公式ブログをご覧あそばせ。
http://taishihall.shiga-saku.net/
僕はゲストとして3曲。
いろんな人から「今日は何を歌うんですか」と聞かれててて、一瞬ジュリーとかトシちゃんとか歌おうかと思ったけど(サウンドチェックでチラッとだけカサブランカ・ダンディーを歌った)、いかんいかんと、ちゃんと(?)オリジナルで固めたよ。
1.空が晴れたら
2.カナリア
3.加速度
選手権としては、とにかく出演者たちの気合いと緊張感が凄くて、まさに一曲入魂。
勝負はほんとに僅差で、それでも、僕らスタッフや審査員サイドの評価ともちゃんと一致してて、非常にフェアで清々しい戦いになったと思う。
「フェア」というのは、いつも僕が考えるテーマで、口にするのは簡単だけど、実現するのは難しい。
どうしても「ルール」と「情」がせめぎあうので。
それでもクリント・イーストウッドが映画の中で「正義」というものを観客ひとりひとりに問いかけるように、最終的には「手の内を見せた上で」でも相手に判断を委ねられるか、というところに行き着くのだと思う。
結果、勝者と敗者の間に生まれた現実は過酷なものだけど、それはきっと、新しい自分を生み出す原動力になるんじゃないかと。
昨日のエネルギーでいつでも歌えるようになれば、そりゃ絶対生まれ変われるさ。
あと、閉会の挨拶でも話したけど、ベルトの価値はチャンピオンが作っていくもんなんだ。
NWAのベルトがなぜ世界最高峰になったかと言えば、ルー・テーズが世界を回って各地のトップの挑戦を受け続けたからだ。
だから、初代チャンピオンが団長でほんとに良かったし(彼じゃなければ第2回はなかった)、2代目が最年少のY16くんの手に渡ったのもとても示唆的。
男なら戦え!いつでも死ぬ気で歌え!
ま、そういうこと。
個人的には、みんなほんとによく声が出てるなあと感心したけど、ギターの音が弱すぎ。
ピッキングがヤワすぎるぜ。
mp(メゾピアノ)までしか出さないなんて、いい楽器が泣くぞ〜。